人を動かす 新装版 書評

  • 1:はじめに 
夏季休暇に入ったが特にすることもなかったのでこの機会に本を読もうと思いました。 しかし、特に読みたいものもなく、せっかくなので大学生にお勧めされている本から読んでいこうと思い、ネットで調べていました。すると
大学生にオススメする、読むべき本ランキング10|「1番大切なんは勉強じゃない!」関関同立専門塾マナビズム代表のブログ

    という記事を目にしたので、一番薦められていた本書を読むことにしました。
  • 2:本の簡単な紹介





社会人として身につけるべき人間関係の原則を具体的に明示して、あらゆる自己啓発本の原点となった不朽の名著。
  • 3:感想・おもしろかったところ 
 名著といわれる所以がよくわかった。この本を読んで勉強になった事柄として次に挙げる。
  • 人を非難するな、いつか自分に返ってくる。
  • 人を誉めよう。よい仕事をしてくれるようになる。
  • 相手の気持ちになって考える。相手の心の中に強い欲求を起こさせることを考える。
  • 人から関心を得たいなら人に対して関心を持とう。
  • 笑顔でいれば相手からも笑顔が返ってきて楽しくな る。
  • 幸福は外的な条件によって得られるものではなく、自分の気の持ち方ひとつで、どうにでもなる。幸不幸は、財産、地位、職業などで決まるものではない。 何を幸福と考え、また不幸と考えるか—その考え方が、幸不幸の分かれ目なのである。 
  • 人の名前を覚えよう。好印象を持たれる。
  • 人と話をするときは、その人自身の事を話題にせよ。そうすれば、相手は何時間でもこちらの話を聞いてくれる。
  • 相手の間違いを指摘しても、相手の自尊心が傷つけられるだけで何の利益ももたらさない。 
  • 議論をすれば損をする。相手の立場で物事を考えることは、議論をするよりもかえって興味があり、しかも、比較にならぬほどの利益がある。
  • 相手の誤りを指摘したくなったら、相手ががyesといわざるをえない質問をする。つぎの質問でもまたyesといわせ、つぎからつぎへとyesを重ねて言わ せる。 相手が気付いたときには、最初に否定していた問題に対して、いつの間にかyesと答えてしまっている。
  • 質問して相手に自身のことを喋らせる。
  • 他人にものを頼もうとするときには、まず目を閉じて、相手の立場から物事をよく考える。
  •  相手をやっつけるよりも、相手に好かれる方が、よほど愉快である。 
  •  誉め言葉+しかし+するとよりいいよ、ではなく、誉め言葉+そして+するとよりいいよ。遠回しに注意を与える。 
  • 命令をせず、意見を求める。 
  •  たとえ自分が正しく、相手が絶対に間違っていても、その顔をつぶすことは、相手の自尊心を傷つけるだけに終る。 
  • 批判によって人間の能力はしぼみ、励ましによって花開く。
一番共感を得たのは、幸福に対する考え方だ。日頃から私は不幸だと思っている人は、不幸だろう。逆に幸せだと思っている人は、幸せだろう。幸せになりたかったら+思考で物事を考え、自分は幸せであると日頃から思うことが大事のように思う。
  • 4:関連する本や資料など 



オーディオブックもあるそうです。
  • 5:おわりに 
「人を動かす」という書名から、何か悪だくみの手法やらが載っているのだろうかという疑念を持たれるかもしれないが、そういった心配には及ばない。人生をよりよく生きるヒントが具体例とともに記述されていて、先人達の経験を糧にしていこうといった本である。世の中に幾多とある自己啓発本に手を出す前に、まず本書を手に取ってほしい。かなり多くのことをこの本から学べるはずだ。

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